アフリカ発スロースキンケアのすすめ

ガーナの路上で販売されている美味しいフレッシュココナッツジュースは、賞味期間が約1週間。シンプルにココナッツの実を割って、中のココナッツジュースをボトルに詰めたものです。

それでも、製造日すぐのココナッツジュースと、賞味期限間近のココナッツジュースは味が異なります。暑いガーナでは、すぐに発酵し始めるので、ちょっと酸っぱくなっていくのです。

保存料が入っていないということは、そういうこと。

ちょっと都心から離れれば、お料理は、食材を畑から獲るところから始まります。

ガーナの生活は、大量生産・高速型のライフスタイルとはかけ離れた、ゆっくりしたスローライフそのもの。

そんなシンプルな生活は、見過ごしていた物事の仕組み、生活の基本を教えてくれました。

日本のスーパーやデパートでは、時間が経っても変色しない鮮やかな食品が並んでいます。野菜や果物は、切るとすぐに変色し始めるのに。

アフリカから日本に戻ると、これまで気にならなかったことが気になるようになりました。

色が変色してしまった野菜や果物を買いたい消費者はいないので、いつでもすぐに食べられるように美味しそうに棚に陳列するには、変色しないように添加物を使うより他ないのです。

大量生産によって、安く便利にモノが手に入るようになりました。

けれど、その便利で安価なモノを手にいれた代わりに、私たちの生活は驚くほど、目に見えない、たくさんの不自然な化学物質に囲まれています。

オーガニック化粧品やナチュラルコスメブランドも、ナチュラルの定義は曖昧です。なぜならば、オーガニック化粧品は、オーガニック認証（有機栽培で育てた）をとった原材料が使用されているというだけで、その製品の中に、化学物質が添加されていないというわけではないからです。

ガーナのスローライフを経て学んだ、本来の生活のあり方と伝統的なスキンケア方法からヒントを得て、現在、主流の大量生産・利便性を追求したスキンケアに対し、昔ながらの自然なスキンケア、「スロースキンケア」を提唱します。

スロースキンケアは、シンプルそのもの。

• 化学物質をなるべく避ける
• 保湿には、未精製の天然植物オイル100%を活用する
• 液体ソープの代わりに、コールドプロセス手法で作られた固形石鹸を使う
• 肌のためにも、フレッシュな食べ物を食べる

どうですか？　簡単でしょう？

ガーナの女性は、スキンケアは、オイルだけ。化粧水を使いません。それでも、シアバターだけのケアで、60歳を過ぎてもシワのないハリのある肌の女性が多いのです。なぜでしょうか？

「何もしないスキンケア」を提唱する、宇津木龍一先生の著書に、そのヒントがありました。そもそも、化粧水は、スキンケアに必要ではないという意見があるのです。

化粧水の原料の9 割以上は精製水。水は、やがて腐ってしまいますから、保存料や防腐剤なしには、どうしても消費期限が極端に短くなり、製品化が難しくなってしまいます。化粧水を毎日塗ることで、化粧水に含まれる防腐剤により、健康な肌に必要な常在菌を殺してしまい、肌の健康を奪ってしまいます。

また、化粧水を塗った瞬間は潤ったような感覚になりますが、水が蒸発するときに肌の水分も一緒に奪われてしまうので、余計に肌を乾燥させてしまいます。

化粧品を使い始める前の子供の肌がとても綺麗なのは、肌本来の健康と美しさが失われていないから。化粧品を使い始めると、肌を弱体化させ、化粧品なしではいられない肌を作ってしまうのです。

宇津木先生の提唱する「何もしないスキンケア」では、何のスキンケアも使わないことが大前提で、肌が再生するまでの間、人によっては、数ヶ月から数年は、肌が乾燥し、ボロボロになってしまいます。

そんなに長い間、不快な状態を保てない、でも綺麗な肌が欲しいという方に、JUJUBODYの「スロースキンケア」がオススメです。

宇津木先生は、肌が乾燥するときの保湿に、ワセリンを推奨しています。ワセリンは、やけどの皮膚再生治療にも使われ、5年ほど酸化せず性質が変わらないからというのが理由です。

実は、このワセリン並みに酸化しないのか天然オイルが、抗酸化作用の強いモリンガオイル、シアバター、カカオバター、ココナッツオイルなのです。そして、ガーナでは、やけど治療に、シアバターが使われています。

アフリカの強い日差しを浴びて育った植物から抽出されるオイルは、常温で5年保存可能です。モリンガオイル、シアバター、カカオバターは、ワセリンのようにベタつきませんし、肌馴染みがずっと良いので、スキンケアの保湿オイルにオススメなのです。