2016.07

Shea Butter

日焼け止め、紫外線、ビタミンDの大切な関係

「オゾン層が破壊されて紫外線量が増えているから、UVケアはしっかりしないと」

「オーストラリアでは皮膚ガンが増えているし」

日本人女性ならは、常識のようにこう考え、日焼けに対し恐怖心を抱いているのではないでしょうか。

過度に紫外線を浴びると、肌の老化を促すというのは事実ですが、昔と比べて、紫外線量が強くなっているから紫外線対策をより念入りに行わないと必要以上に恐れる必要は、実はないのです。

正確に報道されることがあまりありませんが、実は、オーストラリアでの皮膚ガンが急増しているのは、もともと日照量が少ない地域に住むように適用された白人の疾患に限ったことです。

白人では10万人に600人が皮膚ガンを発症するのに比べ、日本人などの黄色人種や原住民のアボリジニでは、10万人に5人の発症率といわれています。(『化粧法の常識のウソ』戸田 淨著・ 青春出版社・P.57)

つまり、皮膚ガンに罹りやすいのは、オーストラリアに住む白人で、それ以外の人種では発症率が上昇しているわけではありません。

一般的に、黒人は、メラニン量が多く、紫外線耐性が強いため、皮膚ガンに罹ることは珍しいということはよく知られています。

実際、紫外線量の強いアフリカに住む黒人の皮膚ガン発症率は低いのですが、奇妙なことに、アフリカより、より日照時間の少ないアメリカに住む黒人の皮膚ガン発症率は上昇しているのです。

アメリカに住む黒人は、日焼け止めやUVケア商品を使用しており、日焼け止めに含まれる発がん性物質が原因と考えられています。

UVケア化粧品の使用量が急増し始めた90年代より、アメリカでは、皮膚がんの発症も増えているのです。(『続どうしても化粧したいあなたに』船瀬俊介著・三一書房・P.151)

紫外線を浴びることは、人間の健康に不可欠です。

紫外線を浴びないと、体内でビタミンDを生成することができないからです。

このビタミンDは、健康で若々しくいるために必要な栄養素で、歯や骨を作るサポートをし、免疫システムの向上、呼吸器感染症の予防、血管や心臓の機能改善、がん予防効果などがあります。

ビタミンDが成長期に足りないと、X脚やO脚になったり、高齢者では骨粗鬆症の原因になります。

北欧など日照時間が少なく、日光浴不足になる地域では、うつ病発症が多く、UVライトを浴びて日光浴をする習慣もあります。

北欧に住む黒人は、ビタミンD不足欠乏症にかかりやすいといいます。

アメリカに住む黒人女性に乳癌が多く、黒人男性に前立腺癌が多いのも、このビタミンD不足が原因と見られています。

肌の色が薄い白人は、紫外線耐性が弱く、少量の日光でも紫外線を吸収しビタミンD生成が可能ですが、肌の色の濃い人種ほど紫外線耐性が強いため、より長い時間日光に当たりビタミンDを生成する必要があるのです。

では、どのように自分の肌のタイプを判断すれば良いのでしょうか?

皮膚の色は、6つの「スキンタイプ」に分類されます。

キンタイプ 皮膚色 紫外線感受性 日焼けによる赤み 日焼けによる褐色変化
    I 白色 高度過敏 常に起きる 絶対に起きない
    II 白色 高度過敏 常に起きる 時々起きる
    III 白色 中等度過 起きる 起きる
    IV 淡褐色 中等度過 時々起きる 常に起きる
    V 褐色 軽度過敏 稀に起きる 判別不可
    VI 黒色 非過敏 絶対に起きない 判別不可

 

スキンタイプIは真っ白の白人。スキンタイプVIは真っ黒の黒人。 IからVIにかけて濃くなっていきます。

日本人はIIIとIVが多く、海水浴に行ってこんがりきれいに焼ける人はIV。

赤くなるだけですぐに皮がむけて終わってしまう人はIIIです。 (参照:http://meijidori-clinic.com/dermatology/fitzpatrick/)

太陽光を何分間浴びると皮膚がピンク色になるのかという実験では、スキンタイプIの人で14分。

スキンタイプVやVIの人では、その7倍の時間がかかったというデータが出ており、肌質により、紫外線耐性は個人差が大きいことがわかります。

皮膚ガンは、黄色人種に少なく、黒人では非常に少ないのです。

白人の間では、近年、特に、日焼けが好まれ、これが皮膚ガン増加の要因として考えられています。

日本でも、乳幼児からの紫外線対策が一般的になっていますが、黄色人種の肌であれば、ある程度の紫外線耐性はありますから、紫外線を過度に恐れる必要はありません。

ビタミンD生成には日光が不可欠であり、ビタミンDは、健康と美容に欠かせないからです。

41000611 - soak up the sun

むしろ、最近は、戦後なくなっていたビタミンD欠乏による「くる病」の乳幼児の発症が多数報告されており、ビタミンD欠乏にならないよう、あまり紫外線対策に神経質にならないことが求められているぐらいです。

若い日本人に、X脚やO脚の人、多いと思いませんか?

肌のタイプによりますが、日焼け止めを塗らずに、1日10-30分の日光浴が必要と言われています。

化粧品業界から広告収入を得ているメディアは日光を敵視し、日焼け止めの有害性を取り上げることはありませんが、むしろ、日焼け止め製品に含まれている発ガン性の成分や環境ホルモンなどの有害化学物質が体に吸収される危険性は、紫外線の脅威よりも影響が大きいと識者間では論じられています。

紫外線反射剤を使った商品に含まれる酸化チタンは 、発がん性物質として認識されています。

日焼け止めに限らず、化粧品一般に、肌の奥に有効成分を届けるために「ナノ粒子」を謳った商品が多く販売されていますが、「ナノ粒子」となった酸化亜鉛や酸化チタンはDNAを傷つけ、発ガン性の恐れが指摘されています。

また、現時点では有害性が認識されていない化粧品に用いられる合成化学物質の新成分が、後に有害だったと証明されることは、過去に何度も繰り返されています。

肌につけるものは、すべて数分のうちに血流に溶け込まれていくことが証明されています。

厚生労働省では、毒性の高い化学物質を使用しているものを「外用のみ」に指定していますが、日焼け止め、化粧品、シャンプーなどさまざまなものに、毒性が高いために内服を禁じられている成分が入っており、実は、そうした有害物質は、経皮から体内に取り込まれているのです。(『病気にならない人は知っている』ケヴィン・トルドー著・黒田眞知 訳・幻冬社・P.57~58)

薬剤には、必ず副作用があります。

レジャー時など、対処的に用いれることは良いですが、必要以上に化学物質の入ったUV化粧品、日焼け止めを利用するのではなく、乳幼児に対する紫外線ケアであれば、尚更、未精製シアバター100%を取り入れてみませんか?

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