シアバターとは、シアの木の種子から抽出される植物性オイルです。常温では固形、肌に塗ると体温で溶けるため、オイルではなく、バターと呼ばれています。
シアの木は、シアベルトと呼ばれる、アフリカ西部のサヘル帯の半乾燥地域のみに自生しています。世界のシアバター輸出量40%近くを占めるのが、ガーナです。
ガーナ北部のシアバターの産地タマレでは、日中、40度にもなります。厳しい日射しから、この地の人々の肌を保護してきたのが、シアバターです。抗酸化作用、抗炎症作用のある未精製シアバターは、伝統医療の中で、やけど、切り傷、皮膚疾患、リウマチ治療に使われてきました。喉が痛い時には、シアバターをお茶に溶かして使ったり、妊娠線予防にも使います。まさに、万能薬です。
実をなすまでに、10年から15年かかり、成熟するまでに20年から30年かかると言われています。大きな木は25mにもなり、200年ほど実をつけ続けるそうです。大草原に広がる、その大木の姿は、神々しく圧倒されます。
保湿力が違う!
伝統的手法で作られた
未精製シアバター
何百年も前から、ガーナ北部タマレの女性たちは、夜明けとともに、熟れて落ちたシアの実を拾い、シアバターを作ってきました。
シアバター製造は、この地の女性の貴重な現金収入源です。重労働ですが、手作業で感触を確かめながら、シアバターを作ります。
伝統的な手法で抽出した未精製シアバターは、黄色みがかったクリーム色や、時に、グレーがかかった色になり、独特のシアの実の香りがあります。手作りのシアバターは、種のとれる時期や、作る人の技術、温度によって、色や香りが異なります。
未精製シアバターには、シアの実本来の有効成分がたくさん含まれていますが、精製してしまうと、それら肌に嬉しい有効成分が奪われてしまいます。玄米を精白して白米にすると、 胚芽や糠に含まれるビタミン、酵素、ミネラル、食物繊維といった貴重で重要な栄養素がなくなってしまうのと同じ原理です。
精製シアバターと
未精製シアバターの違い
一般的なシアバター入りの化粧品には、均一な製品を作るため、抽出や精製過程でヘキサンなどの薬剤で化学処理を施し、油脂の酸化原因となる物質などを取り除き、色や香りを脱色、脱臭して成分を調整した精製シアバターが用いられています。
無着色、無香料100%ナチュラルと言われるシアバターは、実は、脱臭脱色された精製シアバターであることが一般的です。
精製されたシアバターは、白色無臭で、脂肪酸だけの塊なので安定しており、加工がしやすいのです。そのため、長期保存、大量生産、大量流通を前提とした化粧品の製造に適しています。
自然そのままの未精製シアバターは、毎回、色も匂いも違うため、製品化しづらいのです。
精製することで、元の素材に含まれる不純物(細かいシアの実の破片など)を取り除くことができ、原材料の品質を問う必要もないため、メーカーとしては安心です。
しかし、シアバターに含まれる、お肌に有効なトコフェロール、トリテンペンアルコール、カロチノイド、アラントインなどの微量成分も、精製時に、色や香り、不純物と共に一緒に取り除かれてしまいます。
未精製シアバターのよさを知っているから、ガーナ国内では、精製シアバターは流通していません。精製シアバターは、外国向けのもの。
ガーナ人は、精製シアバターを「栄養のない粗悪なシアバター」として、使うことはありません。
高品質、添加物一切不使用、
100% ナチュラル
シアの木には、水やりはおろか、全て自然任せで、誰も手を加えません。したがって、オーガニック認証の有無にかかわらず、無農薬栽培です。
ガーナのシアバター生産工場では、グレード別にシアバターを分けて、価格を変えて販売しています。精製シアバターには、グレードB以下のシアバターが使われますが、JUJUBODYでは、最高級のグレードA(食用グレード)のシアバターを使っています。口に入っても大丈夫なので、赤ちゃんでも安心して使えます。
未精製シアバター本来の素晴らしさを活かすため、もちろん、日本でも一切の化学物質や添加物を加えません。丁寧に不純物をフィルター濾過し、チョコレートを作るときと同じように、手作業でテンパリングを行い、シアバターをよく練ることで、滑らかなシアバターに仕上がりました。
肌にのせると、体温ですっと溶けていく、肌なじみの良さは、この一手間のこだわりによるものです。
酸化しづらく、
油焼けの心配がない
近年は、乳幼児から日焼け止めを多用することで、ビタミンD不足になる子供が増えています。ビタミンDには、がん予防効果や免疫力アップ効果があり、紫外線を浴びることで、体内で生成されます。日常生活においては、強い紫外線防止効果のあるUVケアよりも、昔から使われてきた未精製シアバターで肌を保湿し、保護する程度が望ましいと思います。
True Shea Butter
未精製シアバターは
こんな方におすすめ!
1
ママも一緒に!デリケートな赤ちゃんの保湿対策に
保湿剤を毎日全身に塗った赤ちゃんは、皮膚が乾燥した部分にだけワセリンをぬった赤ちゃんよりも、アトピー性皮膚炎を発症するリスクが3割減るという報告が国立成育医療研究センターから出ていますが、何でも口に入れてしまう赤ちゃんに使うクリームは、シアバターが一番!手を舐めてしまっても大丈夫。
現地では、食用に用いられるぐらいですから。
2
赤ちゃんのオムツかぶれにも
抗炎症作用や自然治癒力を促進する効果を含むシアバターは、すり傷の保護に最適です!
3
日常生活の紫外線対策に
安易な日焼け止めの多用より、シアバターで皮膚を保護する程度に。適度な紫外線は、ビタミンDの生成を促します。
4
激しい手荒れ対策に
水仕事をしても、しっかりコートしてくれるのはシアバターならでは。 シアバターは、現地では料理にも使われるぐらいですから、料理前でも安心して使えます。
5
妊娠線予防に
妊娠中は何かと使用するものに気を使うもの。
でも、一切の化学物質が含まれていないシアバターなら安心。
6
アトピーでお悩みの方に
アトピーは、ダニやハウスダストではなく、実は、そのほとんどが合成洗剤などの化学物質に対する反応で、ストレスや免疫機能低下などの複合要因が原因と言われています。実際、日本や欧州で生活していたときにはアトピーに悩まされていた方が、アフリカでの生活でアトピーが治ったという例がいくつも報告されています。薬用クリームや薬ではなく、天然の抗炎症作用と保湿効果のある未精製シアバターを試してみてください。
生産者との物語
(TRUE SHEA BUTTER
未精製シアバター)
通常の化粧品会社は、商社や原料卸売会社を通してシアバターを仕入れますが、未精製シアバターは、素材の良し悪しがそのままでます。JUJUBODYでは、代表、大山知春の現地ネットワークを活かし、直接、ガーナからシアバターを厳選して仕入れています。
注文をしてから製造される新鮮なシアバターを、空輸で直輸入しています。船便だと、3ヶ月から6ヶ月かかることがあるからです。年に一度は、シアバターの製造工場にも足を運び、シアバターに関する知見を深めています。
品質コントロールを担当するビジネスパートナーも、同年代の女性起業家。明快で優秀、とても信頼、尊敬できる友人でもあります。
生産者との物語
(TRUE SHEA BUTTER
未精製シアバター)
品質コントロールを担当するビジネスパートナーも、同年代の女性起業家。明快で優秀、とても信頼、尊敬できる友人でもあります。
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