常に必須アミノ酸を充足させる重要性

人の体は、水分を除く70%がたんぱく質でできています。

たんぱく質は、筋肉や消化管、内臓、血液中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラーゲンなど、体の重要な組織をつくっています。

たんぱく質は、アミノ酸が多数つながって構成されています。

ですから、アミノ酸とは、たんぱく質を構成する原料(細かい分子)と考えれば良いでしょう。

<必須アミノ酸とは?>

アミノ酸は、20種類ありますが、そのうち、人や動物が体内で作ることのできないアミノ酸を必須アミノ酸と言います。

イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン(スレオニン)、トリプトファン、バリン、ヒスチジンです。

他の11種類のアミノ酸は、他のアミノ酸や糖や脂肪から、体内で合成して不足を補うことができますが、この必須アミノ酸は、食べ物から摂取する必要があります。

<細胞代謝の仕組み>

アミノ酸が体内で一つでも欠けているとたんぱく質を作ることはできません。

つまり、体内には、常に20種類のアミノ酸が全て用意されていなければなりません。

細胞は、常に新しい細胞に入れ替わっていますが、この時に、十分なたんぱく質がないと、古いたんぱく質を再利用して、細胞が作られます。

イメージとしては、家をリフォームするのに、新しい建材を使わずに、古い建材を使い回す状態です。

たんぱく質不足の体の中で起きているのは、年期の入った建材を何度も使いまわしてリフォームしているのと同じですから、水漏れやひび割れなどが起きやすいということは容易に想像できます。

年齢を重ねるごとに、たんぱく質不足だと、この建材の使い回しが重なります。

すると、何が起きるか。

細胞のダメージが起きやすくなります。

体の不調、しいては、がんなど深刻な病気が起きやすい状態になってしまうのです。

たんぱく質は、細胞を作るのに欠かせませんから、肌や髪を美しく保つエイジングケアにも、病気を未然に防ぐ健康を保つためにも、欠かせない基本となる栄養素なのです。

<必須アミノ酸を含む食品>

卵が完全栄養食と言われるのは、この必須アミノ酸を全て含んでいるからです。

大事な栄養素で、卵に欠けているのは、ビタミンCと食物繊維です。

そして、この必須アミノ酸と、ビタミンC、食物繊維、全て含むのが、「モリンガ」です。

緑の葉野菜では珍しく、たくさんのたんぱく質を含みます。

鶏肉が100gで約22gのたんぱく質を含むのに対し、モリンガは、100gで29gのたんぱく質を含みます。

これは驚異的な量です。

モリンガは、必須アミノ酸を全て含む唯一の植物だと言われています。

 <たんぱく質のバ
ランス>

良質はたんぱく質を体に取り入れることは、健康な体づくりの基本です。

たんぱく質は、お肉やお魚などの動物性由来のものと、大豆などの植物性由来のものがありますが、動物性タンパク質70%に、植物性たんぱく質30%のバランスで摂取するのが理想的です。

<ビタミン、ミネラルの役割>

たんぱく質、アミノ酸と同時に大事になのが、ビタミン、ミネラルです。

ビタミンは、エネルギーを生産する栄養素、糖質、脂質、たんぱく質の代謝を円滑に進める働きをします。

必須アミノ酸から他のアミノ酸を体内で合成するにもビタミンが必要になります。

ミネラルは、筋肉や神経ホルモンの働きを調整したり、骨や細胞などの材料にもなります。

リフォーム工事に例えると、ビタミンがネジや釘などの木材を活かす建材具で、ミネラルは、その締まり具合が適切か調整する役割といったところでしょうか。

いくら建材(たんぱく質)があっても、それだけでは、家を作ることができるないのと同じで、たんぱく質を活用するには、十分なビタミン、ミネラルの存在も必要です。

体は、様々な栄養素の巧妙なバランスで成り立っています。

モリンガには、ビタミン13種類、必須ミネラル7種類以上含まれています。

だから、モリンガを摂ると、「なんか調子が良い」と感じる方が多いのかもしれません。