ヴィーガンこそ必要なモリンガ

私たちの身体が何でできているか、ご存知ですか?

一番多いのが、水分で 60-70%を占めます。

そして、次が タンパク質で、20%ほどです。

人間の身体のほとんどが、水とタンパク質でできているのです。

水を除くと、体の8割はタンパク質でできています。

タンパク質は、筋肉や内臓、血液や爪、髪や皮膚、骨などを作ってくれます。

それだけでなく、病気に抵抗する免疫抗体の原料、エネルギーやホルモン、ヘモグロビンなど、様々な形で、身体のなかに存在しています。

<アミノ酸って何?>

タンパク質が多く含まれている食物は、肉や魚、卵、豆、乳製品などが有名ですね。

タンパク質は、そのままでは分子が大きいので、体内に吸収されず、食べると胃や腸内でバラバラに分解されます。

これ以上バラバラにできないほど分解されると、「アミノ酸」になるのです。

<体内で作り出せない必須アミノ酸>

人間の身体を構成するタンパク質は、約 10 万種類ものタンパク質で作られているといわれており、 20 種類の 「アミノ酸」が複雑に組み合ってできています。

その 20 種類あるアミノ酸のうち、体内で作り出すことができない 9 種類を「必須アミノ酸」といいます。

それとは逆に、体内 でも作り出すことのできる 11 種類のアミノ酸を「非必須アミノ酸」というのです。

この体内で作り出すことができない「必須アミノ酸」は、食品から摂取する必要があります。

必須アミノ酸は、卵など動物性タンパク質に多く含まれているため、ヴィーガン食だけを食べていると、必須アミノ酸不足になります。

この必須アミノ酸を唯一全て含む植物は、現在分かっているのは、モリンガだけなので、ヴィーガンの人ほど、モリンガを摂取する必要があります。

<タンパク質は、どのくらいとれば良いの?>

タンパク質が必要な量は、運動量や年齢、体重にもよりますが、 1日に失われるアミノ酸を補い、体を構成するタンパク質を維持するためには、体重 1kg あたり、約 1g のタンパク質が必要です。

50kg の人は、少なくとも、50g のタンパク質を摂取する必要があるということです。

しかし、実は、普段の食事から十分な タンパク質を摂るのは、意識しないと難しいです。

タンパク質を多く含む食材でも、含有タンパク質は以下の通りです。

▪️納豆 (1パック50g)  8.3g
▪️もめん豆腐 (1パック300g) 20.4g
▪️豆乳 (1パック200ml) 7.2g
▪️牛乳 (1パック200ml) 6.0g
▪️卵 (1個) 6.2g

どうですか?

こうしてみると、必要なタンパク質を普段の食事から摂取するのは、結構、難しいですよね。

<タンパク質が不足すると>

タンパク質が不足すると、筋肉量が不足し、代謝が下がり、痩せにくくなったりします。

タンパク質を意識した食事をしないと、加齢とともに痩せづらくなるのは、こういうわけです。

プロテインドリンクというと、トレーニングをしている人が飲んでいる印象がありますが、 実は、プロテインの摂取は多くの人に必要なのです。

タンパク質不足は、すぐに症状がでるわけではなく、だんだんと症状が表れます。

さて、どんな症状が起きるのでしょうか?

1.足や顔などのむくみ、冷え症

2.セロトニン不足による精神不安定やうつ状態

3.肌荒れ、乾燥、くすみ

4.爪が弱くなる

5.免疫力低下

6.貧血や疲れやすくなる

慢性的な上記症状に悩んでいらっしゃる方は、実は、タンパク質不足かもしれません。

アミノ酸の種類によっては、単独ではその成分を吸収しづらいものもあり、 モリンガのように様々な栄養素を一緒に含む食品は、非常に栄養が吸収しやすく効率が良いので、タンパク質不足を防ぐためにも、モリンガはおすすめです。



[参考文献]
http://www.weider-jp.com/protein/columns/detail/?id=20&category=health http://www.elle.co.jp/beauty/pick/protein_17_0701/3