モリンガの葉と母乳量の実験

モリンガの葉の摂取で、母乳量がアップするという研究結果は幾つも報告されています。

特に、研究が盛んなのが、フィリピンです。

最初のモリンガと母乳量に関する研究は、1987年に2Dr. E. Quisumbing 氏によって行われました。

2013年12月にも、モリンガの葉をチキンスープに取り入れて母親が摂取したところ、母乳量がアップしたというレポートが発表されています。

また、2014年6月にフィリピン大学が発表した研究では、モリンガの葉を摂取し始めて4、5日目で母乳量の増加が見られ、7日目では大きく上昇し、乳児の体重の増加も確認されました。


<母乳の原料は血液>

母乳には、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、乳糖が含まれていますが、母乳の原料は、血液。

モリンガは、カルシウム、鉄分、プロテイン、ビタミン類などを豊富に含みますが、血液を作るのに必要な鉄分は、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂取すると吸収しやすくなると言われています。

また、モリンガの葉を摂取することで、プロラクチン値の増加が見られることがわかりました。

プロラクチンって、何でしょう?


<モリンガを食べるとプロラクチン値が上昇>

プロラクチンとは、脳が作るホルモンで、赤ちゃんがおっぱいを吸うために、乳頭に刺激を与えると、新たに母乳を作るように脳に伝達がいき、生成させるホルモンです。

プロラクチンが増加すると、母乳が乳腺で生成され、オキシトシンというホルモンの働きによって、母乳を押し出して乳頭まで運び外に出します。

このオキシトシンは、愛と信頼のホルモン、幸せホルモンと言われています。

オキシトシンは、良好な対人関係が築かれているときに分泌され、闘争欲や遁走欲、恐怖心を減少させるホルモンです。

赤ちゃんがおっぱいを吸うことで脳が出すホルモンがプロラクチン、ママが赤ちゃんのことを考えたりお世話すると出るホルモンがオキシトシンです。

母乳を出すには、この2つのホルモンの働きが重要なのです。

そして、モリンガの葉を食べることで、栄養をたっぷり取ることができる上、このプロラクチン値が上昇するので、母乳量の増加に役立つと言われています。

実際に、授乳中のモリンガを食べたお客さまからも、母乳の出がすごく良くなったというフィードバックをいただいています。

授乳期は、本来、いつも以上に栄養をたくさん摂り、水分を摂取する必要がありますが、赤ちゃんのお世話に追われ、自分のことは二の次になってしまうママがほとんどだと思います。

だからこそ、簡単に栄養補給ができるモリンガを積極的に活用していただくと良いと思います。

参考文献:http://miracletrees.org/moringa-doc/moringa-oleifera-for-breastfeeding-mothers2.pdf