モリンガオイルは、なぜ天然美容オイルとして優れているのか

天然の植物オイルは、幾つかの脂肪酸で構成されています。

タンパク質が、アミノ酸で構成されているような感じですね。

モリンガオイルは、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、アラキドン酸、パルミトオレイン酸、リノール酸で構成されています。

主成分のオレイン酸は、オリーブオイルにも含まれる不飽和脂肪酸で、酸化しにくく、人の皮脂の40%以上はオレイン酸で構成されているため、肌馴染みの良い脂肪酸です。

次に多く含まれるのがパルミチン酸で、6-10%含まれています。これも酸化しにくく、皮脂をコントロールする作用があります。

このパルミチン酸は、オイリー肌やニキビ、吹き出物に良い脂肪酸です。頭皮の過剰な皮脂を抑制する効果もあります。

8%程度含まれるステアリン酸は、乾燥から肌を守るバリア機能のような役割を果たします。

抗酸化、抗菌、保湿作用のあるワックスのような脂肪酸です。

そして、モリンガオイル特有の脂肪酸が、ベヘン酸です。

このベヘン酸は、モリンガオイル 以外ではあまり見られない脂肪酸で、モリンガオイル はベンオイルとも呼ばれます。

ベヘン酸は、安定性のあるオイルで、これが含まれているため、更に酸化しづらいオイルになっています。

6-9%ぐらい含まれています。

乾燥した肌に働きかけ、肌の保水バリア機能を修復します。また、髪にも光沢を与えてくれるため、ヘアケアにもおすすめです。

アラキドン酸は、必須脂肪酸で、不足すると、乾燥肌やカサつき、皮膚が薄くなるといった皮膚疾患を患います。

小ジワの原因にもなります。4%程度含まれています。

パルミトオレイン酸も、必須脂肪酸で、エイジングと共に減少しがちです。

 すっと肌になじみ、水分の蒸発を防いでくれる乾燥予防効果のある脂肪酸で、2%程度含まれています。

リノール酸は、抗炎症作用があり、肌をなめらかにしてくれる脂肪酸で、含有量は1%ぐらいです。

このような脂肪酸で構成されているため、肌なじみがよく、潤いと光沢を与えてくれ、乾燥肌にもよく、皮脂が過剰に分泌される肌にも良いという、まさにどんな肌にも相性の良い美容オイルなのです。