モリンガの種には、栄養がいっぱい含まれています。
・人参の4倍のビタミンA
・牛乳の4倍のカルシウム
・バナナの3倍のカリウム
・ヨーグルトの2倍のプロテイン
これらは、単にモリンガの種の効能の一面に過ぎず、それ以上のメリットがあります。
モリンガの種は、コレステロールゼロ、食物繊維が豊富であるという注目すべき点に加え、
モリンガの種100グラムあたりには、
炭水化物 | 8.53 |
プロテイン | 2.10 |
脂質 | 0.20 |
食物繊維 | 3.2 |
コレステロール | 0 |
ニコチン酸 | 0.620 mg |
カルシウム | 30 mg |
マグネシウム | 45 mg |
亜リン酸 | 50 mg |
カリウム | 461 mg |
モリンガの種の健康に関する研究は、数多くあり、これらは、単に一部でしかありませんが、毎年、より研究が行われる毎に、モリンガの医薬的効果が発表されています。
私たちは、まだ、モリンガの木、モリンガの種が持つ可能性とその力を理解し始めたばかりなのです。
1.血圧低下
高血圧は、心血管系の深刻な問題を引き起こし、対処しなければ心臓発作や脳卒中の原因となります。 薬を飲むことも必要ですが、エクササイズや健康的なライフスタイル、食生活で根本的に改善することが望ましいでしょう。モリンガには、血糖値を下げる効果があることが最近の研究で発見されています。
2. 睡眠補助効果
良い睡眠のために、モリンガの葉を熱湯に15分ほどつけたものを就寝前に飲むと良いでしょう。(新鮮な葉がない場合は、モリンガティーで代用)熟睡する手助けをしてくれ、翌日のエネルギーを補給してくれます。
3. エネルギーアップ
モリンガの葉ひとさじには、同量のほうれん草の3倍ほどの鉄分が含まれています。これは、ベジタリアンなど、鉄分不足に陥りやすいひとに朗報で、鉄分は、酸素を筋肉、臓器、細胞へ運ぶ健康な血液のために不可欠な栄養素です。
4. 血糖値低下
2014年に発表された研究では、モリンガの種には、血糖値を低下させる効果があり、糖尿病の予防、治療に役立つと報告されています。
5. 豊富な食物繊維
食物繊維が豊富なモリンガは、食べ物の消化を促進させ、消化器系にも良い働きをします。また、食物繊維は、健康な心血管系を維持するのにも重要な成分です。
6. コレステロール値低下
高すぎるコレステロール値は、心臓疾患につながります。伝統的なタイの医療では、モリンガは強心剤として使われています。その他にもコレステロール値を改善させる働きがあると知られている植物がありますが、モリンガは、その一つです。
7. 肌の健康を促進
モリンガの種から抽出したオイルには、約30の抗酸化作用が含まれています。肌がオイルをよく吸収するので、その栄養は、肌を通して体内によく吸収されます。 モリンガオイルは、保湿剤、また防腐剤として使われます。
モリンガとモリンガの種の使いみち
モリンガの木の多くの部分は、食べることができます。
モリンガの実は、よく料理につかわれ、葉は乾燥させ、お茶や粉末にされます。
・モリンガの種を絞って抽出されるモリンガオイルは、べヘン酸の高い含有量から、ベンオイルとも呼ばれます。化粧品に用いられますが、食用でもあります。ただし、大変高価で、オリーブオイルの約15倍もします。
・モリンガの根は、サプリメントのカプセル用に使われます。伝統医療として、根、葉、種も用いられます。
・生のモリンガの葉も、ほうれん草やケールのように調理することができます。葉には、高濃度のビタミンC、A、Bが含まれています。
・モリンガの種は、ナッツのように、グラノーラやドライフルーツ、他のナッツと一緒に混ぜたりして食べることができます。
・新鮮なモリンガの種は、茹でて、サイドデュッシュのように、豆のように料理に使うこともできます。種自体には、モリンガの葉ほどビタミンやミネラルは含んでいませんが、ビタミンCが多く含まれています。
・モリンガの葉の粉末は、ヨーグルト、スープ、スムージに入れるなど、様々な使い途があります。
モリンガは、4000年前から人々の生活に利用されてきた植物ではありますが、近代的な研究が始まったのは、最近のことで、まだまだ未知の可能性を秘めています。
参考:http://www.doctorshealthpress.com/general-health-articles/moringa-seeds-benefits