2017.01

Moringa

モリンガブーム到来か!? モリンガの魅力に迫る

JUJUBODYの立ち上げ準備をしていた2015年始めには、「モリンガ」と言っても、知っている方は、10人に1人もいなかったのですが、2017年に入り、最近では、10人に3、4人、「聞いたことある!」という声を聞くようになり、じわじわと、でも、確実にモリンガの認知度が上がっているなと感じることが多くなってきました。

青山のファーマーズ・マーケットや美容業界の展示会でも、モリンガ製品を見かけるようになりました。

成城石井では「モリンガ茶」も販売されています。

ハーブやアロマテラビー専門店生活の木でも、モリンガパウダーが、お茶専門店ルピシアでもモリンガ茶が販売され始めています。

健康に関心の強い方の間では、新しい「スーパーフード」としての認知度が確立しつつあるようです。

日本で販売されているモリンガは、沖縄産などの国産モリンガや、フィリピン、マレーシア産のものが一般的なようですが、モリンガは日本の気候では自生しないため、全て栽培されたものになります。

目にする度に、試していますが、どの部位を加えているか、乾燥、焙煎の有無などで、同じモリンガ100%でも、随分と味が変わります。

焙煎すると、ほうじ茶のような、馴染みのある味で美味しくはありますが、モリンガ独特の味はなかったり。

やっぱり、シンプルに低温殺菌乾燥させたものが、モリンガ味そのものが感じられて、好きだななんて思いながら。

<人間に必要な必須アミノ酸を全て含む唯一の植物モリンガの魅力>

モリンガは、痩せた土地でも育ちますが、年間気温が20度以上必要です。根の間に水タンクを作り、間作にも適しています。

1年で4−5m以上も伸びるエネルギーを持つモリンガは、最近では、日本でも南の沖縄、宮崎などで栽培されていますが、日本にはもともと自生しない植物です。

「生命の木」と呼ばれるモリンガは、葉、実、種、茎、花、根、その全てが活用でき、92の栄養素、46の抗酸化作用、36の抗炎症作用が含まれる、人間に必要な必須アミノ酸全てを含む唯一の植物と言われています。

モリンガの葉には、プルーンの82倍の鉄分が、オレンジの7倍のビタミンCが、赤ワインの8倍のポリフェノールが、牛乳の16倍のカルシウムが含まれています。

moringa_thumbnailガーナでは、栄養補給のため、サプリメントのように、モリンガの葉を乾燥させて粉末にしたパウダーを、シチューなどにかけて、またお茶やジュースにして食されています。

免疫力の向上やメタボリズムの改善が期待され、ガーナでは、医師が、糖尿病、高血圧の治療にモリンガを食することを勧めています。

<他のスーパーフードとの違いは?>

アサイ、チアシード、ケール、ミドリムシ、ココナッツオイル・・・スーパーフードと呼ばれる食べ物はたくさんあり、一体、どれが良いのだろう?他のスーパーフードと何が違うのだろう?と逆に悩まれる方も多いと思います。

その中でも、私が「モリンガが一番素晴らしい!」と思うのは、モリンガ一つでほぼ全てが賄えるその優れた栄養バランスにあります。

例えば、カルシウムを吸収するには、一緒にビタミンDやたんぱく質、ビタミンKなどを一緒に摂ると吸収効率が上がります。

吸収効率が悪いと言われる亜鉛も、ビタミンCなどと一緒に摂ると良いと言われていますが、このように、単一の栄養素だけのサプリメントをとっても、実は、あまり吸収されない・・・ということが多いのです。

その点、モリンガには様々な栄養素が一つに詰まっているため、単一で栄養素を摂るよりも、効率が良く、手軽に栄養補給ができます。

そして、モリンガの木、そのものが全てを活用できるというエコな植物であること、青汁のようなクセもなく、美味しいため、楽しく続けられることが何よりの魅力だと思います。

JUJUBODYのローンチパーティーでウェルカムドリンクとしてださせていただき、好評でしたが、バナナと牛乳、もしくは豆乳と合わせてモリンガスムージーにしたり、ヨーグルトに混ぜたり、お茶として飲んだり。

今年は、このモリンガの葉のパウダーを日本で製品化、販売できるようにしたいと考えています。

実は、このアイディアは、JUJUBODY設立当初からあり、水面下で試行錯誤してきたのですが、できれば、ガーナ政府の助成金などを得て商品化したいなとか(このあたりの紆余曲折に関しては、大山のブログに一部掲載しています 笑)、保存料を一切使わずに商品化したいので、そうなると、賞味期限がそれほど長くないことから、運送効率、価格設定を考慮して、ある程度の量を1度に生産しても捌ける状態(モリンガファンを増やしてからが良いな)にしてからが望ましいなという判断で、昨年は実現に至りませんでした。

しかし、お客さまからのモリンガパウダーを求める声や、他のメーカーでもモリンガを扱った商品が増えてきたことから、のほほんとしていられない!という危機感を年初から感じたので、今年こそ実現したいと思います。

また、嬉しいことに、JUJUBODYのモリンガ製品のサプライヤーが、フォーブスのUnder30 社会起業家部門の30名の一人に選出されたというニュースを耳にしました。

これまでに、270,000本以上のモリンガの木を農家の裏庭に植林し、その種や葉を買い取ることで、現金収入の少ない2000軒の農家の収入を最大で10倍にまで増加させた功績が評価されました。

あちこちに散らばる農家からモリンガを買い取るのは、農園で一括栽培するのに比べ、手間もコストもかかりますが、モリンガの価値があまり知られていない農村部で、モリンガの活用の仕方を教えながら、植林、買い取り契約を行う活動を続けています。

それ故に、彼らが生産するモリンガ製品は決して安価ではありませんが、MITのD-Labで開発された抽出機で丁寧に抽出したモリンガオイルは高品質、人一倍のこだわりがあります。

”True beauty starts at the source”「真の美は、源から始まる」

彼らと共にビジネスができることを誇りに思います。

そして、これからも、彼らと共に、素晴らしいモリンガ製品をガーナから日本へ届けていきたいと思っておりますので、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。